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2026.03.11

ウイングトラベル

★海外のDMOから学ぶ最新動向とスチュワードシップの現状

 日観振、DMO観光地域づくりセミナー開催

 

 日本観光振興協会(日観振)は2月20日、東京都内でDMO観光地域づくりセミナーを開催した。海外のDMOから観光地経営の最新動向を学ぶとともに、地域連携を重視した「スチュワードシップ」に関する講演や、日本における地域連携とスチュワードシップの可能性、観光地域診断ツール「D-NEXT」の活用術などの紹介が行われた。
 セミナー開始に先駆けてあいさつした、日観振の最明仁理事長は、「第5次観光立国推進基本計画の策定が大詰めを迎える中、観光を日本の基幹産業として持続的に成長させるには、地域住民の幸せにつながる観光振興が不可欠だ」と強調した。そのうえで、国内外のDMOの事例をもとに「ディスティネーション・スチュワードシップ」の可能性を共有し、地域が観光を前向きに捉える契機にしてほしいと述べた。
 来賓として登壇した観光庁の長崎敏志観光地域振興部長は、「インバウンド拡大を背景に観光産業には追い風が吹く一方、中国市場の減速など課題もある」と指摘。地域にとって観光が持つ意義を対外的に発信していく必要があるとした。
 あわせて、旅行者の消費単価向上を課題に挙げ、着地型観光の充実や地域産品の販路拡大、インフルエンサーやAIの活用などマーケティング強化の重要性を訴えた。さらに、長期的な視点で広域連携を進める必要があるとして、来年度は広域DMOへの予算措置も強化する考えを示した。

※画像=セミナー冒頭であいさつした日本観光振興協会の最明仁理事長