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航空機乗務員の宇宙放射線被ばく、ガイドライン改訂へ
妊娠時は胚・胎児線量が約1mSv超えないよう調整など
原子力規制庁は、航空機乗務員の宇宙放射線被ばく管理に関するガイドラインの改訂作業を進めている。このほど、その改訂(案)がまとまった。国際放射線防護委員会(ICRP)は、航空機乗務員等の放射線防護に関して新たな考え方を採り入れた。さらに航空会社の増加や飛行経路の変化など、日本における航空機乗務員等の宇宙放射線被ばくに関連する状況が変化。そうしたことから原子力規制庁の放射線審議会は、航空機乗務員等の宇宙放射線防護検討部会の設置を決定。2006年に放射線審議会が策定した「航空機乗務員の宇宙線被ばく管理に関するガイドライン」の改訂に向けた検討を進めてきていた。
今回の改訂(案)のポイントは主として5つ。航空機乗務員の被ばく線量管理については、事業者が年間5mSvの参考レベルを設定し、被ばくが合理的に達成可能な限り低く保たれるよう、乗務員各個人の被ばく線量を抑える努力を自主的に行うことが適切であることとした。
