国交省、空港グラハン取引適正化ガイドライン策定

　問題となりうる取引や起こり得る事例紹介も

　国土交通省航空局は12月24日、空港グランドハンドリング事業取引適正化ガイドライン（以下、ガイドライン）を策定したことを発表した。ガイドラインは、空港グランドハンドリング業界が持続的に維持・発展することができるよう、人件費などといったコスト上昇に対して適切な価格転嫁による適正取引を推進し、安全・安心な職場環境の確保や処遇改善を進めていくことが狙いだ。
　ガイドラインでは、取適法の適用外とされる取引契約についても、独占禁止法の適用対象となることを明記。グランドハンドリング事業の受委託取引における、独占禁止法と取適法（改正下請法）の適用範囲の代表的なイメージを解説したほか、問題となりうる行為を、過去の事例や今後起こりうる事例をもとに留意点、取引慣行例、望ましい実例なども紹介した。