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2019.03.04

ウイングトラベル

18年の外国人宿泊比率、43.9%へさらに上昇

京都市観光協会、日本人客数は減少傾向続く

 京都市観光協会の2018年(1〜12月)の「外国人客宿泊状況調査」によると、外国人の利用割合は、前年比3.7ポイント増の43.9%に達した。前年に40.2%と年間で初めて4割を超えたが、2018年はそれをさらに3.7ポイント上回った。とくに、月別では、4月は52.5%、7月は52.1%に達し、外国人客が過半数を占める月が1年間で2ヶ月あった。
 平均客室稼働率は86.4%となり、前年より1.7ポイント減った。宿泊実人数をみると、外国人客数は5.3%増加した一方で、日本人客数は9.4%減少し、総数も4.4%減少したことが響いた。日本人客の減少は主に、大阪北部地震や西日本豪雨、台風21号などの自然災害が影響した。
 日本人客数については、15年4.0%減、16年3.8%減、17年4.8%減、18年9.4%減と、マイナスに歯止めがかからない状況にある。外国人客数も、15年は34.7%増と大幅に伸びたが、16年は3.5%増、17年は8.0%増、18年は5.3%増と1ケタ台の伸びに落ち着いてきており、その結果、総旅行人数は17年は0.6%減、18年は4.4%減と、2年連続のマイナスとなった。

 

※写真=宿泊実人数の伸び率(京都市観光協会調べ)