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2019.03.01

ウイングトラベル

HIS第1四半期、旅行事業好調で増収増益

ハウステンボスとホテル事業は減収減益

 エイチ・アイ・エス(HIS)の2019年10月期第1四半期(18年11月-19年1月)決算は、売上高が前年同期比13.8%増の1872億7600万円、売上原価は14.5%増の1521億8200万円で、売上総利益は14.1%増の360億9300万円を計上。販管費を5.7%増の275億4000万円に抑制した結果、営業利益は46.7%増の59億8100万円、経常利益は31.4%増の51億9900万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は80.9%増の23億5600万円と増収増益だった。
 事業別で旅行事業は、売上高が14.3%増の1666億1700万円、営業利益が105.7%増の40億7100万円と大幅な増収増益を達成。海外旅行は供給回復によるグアムの復調、欧州需要の好調継続、年末年始のチャーター便効果が奏功した。国内旅行も北海道や年末年始が好調。訪日旅行はホールセール事業やMICE事業が計画を上回った。
 とくに、海外の旅行事業で、欧州はグループ・ミキ・ホールディングスが堅調。北米はカナダのレッド・ラベル・バケーションズを買収、子会社化した。前期に子会社化したメリット・ホールディングス、ジョンビュー・カナダ、現地法人HISカナダ・ホールディングスと合わせ、HISカナダ・ホールディングス傘下として再編した。