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防衛省・自衛隊、クマ対策を継続支援
柔軟対応を強調、隊員安全確保へ現実的運用
秋田県で野生クマ被害が深刻化する中、陸上自衛隊第21普通科連隊による支援活動が開始から1週間を迎えた。小泉進次郎防衛大臣は11月11日、これまでの活動状況に手応えを示しつつ「本来任務は国防であり、無制限の支援は行わない。そのうえで、必要な場面では柔軟に対応する」と述べ、自衛隊の役割と制約を明確化した。 派遣部隊は、県が指定した地域でおよそ200キロの箱罠の運搬、捕獲後の個体搬送、ドローンによる情報収集などを実施している。疲弊が進んでいた猟友会や、自治体職員の負担を大幅に軽減しており「活動地域の住民から感謝の声が寄せられている」と大臣は語った。
