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2025.11.12

ウイングトラベル

★スペイン、日本人7~8割回復、直行便再開が後押し

 オンラインセミナー、現地の生の情報伝える

 

 スペイン大使館観光部は、恒例のオンラインセミナーを開催、基本情報や公式インスタグラムで人気の穴場スポットランキング、おすすめモデルコースなどを紹介したほか、現地オペレーターをつなぎ、最新の現地情報を伝えた。日本からスペインへの渡航者数は、昨冬にイベリア航空が成田―マドリード線の運航を再開したこともあり、好調に推移。2025年は春や秋を中心にコロナ前の2019年比で7~8割まで回復、さらなる需要回復と拡大に期待がかかる。
 観光部からのプレゼンテーションでは、まず基本情報として、スペインの人気の理由を紹介。「地理と気候(四季があり、温暖。南部は晴天率300日以上)」「ユネスコ世界遺産(50件)と建築」「豊かな食文化、美食」「行かないとできない体験(巡礼の道やサッカー観戦など)」の4点を挙げた。
 またスペインの各地方を紹介。中央部は首都のマドリードがあり、周辺にはトレドやセゴビア、アビラなど、日帰り可能な世界遺産の都市が点在。また地中海沿岸にはバルセロナとバレンシア、南部にはコルドバやセビージャ、グラナダなど、魅力的な都市を有するアンダルシア地方、一方北部は「グリーンスペイン」と呼ばれ、巡礼の道の目的地サンティアゴ・デ・コンポステーラがある。
 各地方は、地理的な条件や気候、さらにイスラム教の時代など、宗教や歴史的背景もあり、バラエティー豊か。マドリードを中心に高速鉄道網が整備されており簡単にアクセスできる。
 ほかにもスペインならではの魅力として国営ホテル「パラドール」を紹介。現在、スペイン全土で97軒を展開。「地域の活性化」を目的に、修道院の建物を活用したり、風光明媚な場所に建てられたりと、それぞれ特色がある。

 

※画像=スペイン大使館観光部が開催したオンラインセミナー。「基礎編」「応用編」「現地からの生の情報」で構成