記事検索はこちらで→
2018.04.20

ウイングトラベル

クラブメッド、日本での事業を一層強化

国内で夏の集客強化、海外は上級ブランドの送客推進

 クラブメッドは日本での事業強化に向けて新たな戦略を展開する。国内では北海道に昨年末開業した「クラブメッド北海道トマム」において夏期の利用者開拓に向けて新たな企画を用意するほか、「クラブメッド北海道サホロ」の施設リニューアルに着手する。また、「クラブメッド石垣島」ではファミリー層の需要開拓に向けた取り組みを展開する。また、海外リゾートの送客に向けては富裕層やハネムーナーをターゲットとした「エクスクルーシブコレクション」のプロモーションを積極展開するほか、メキシコ、フランスアルプスなどこれまで日本で紹介していなかったリゾートに関して日本での予約販売を開始、アウトバウンド需要の開拓に取り組む。
 北海道のリゾートに関しては、堅調に推移している冬期のレジャー需要開拓に加えて、夏の北海道の魅力を訴求する企画を展開する。
 具体的には、富良野の絶景やトマムの施設にある雲海テラスなど北海道が誇る自然美でしか体験できないオプショナルツアーの提供や北海道の食材を使った料理の提供などを行う「Flavor of Hokkaido」の取り組みなどを展開する。
 夏期需要の開拓に加え、既存のサホロに関しても客室のリニューアルに着手。トマムとあわせて外国人旅行者を中心とした新たな需要層を開拓する。
 家族向けの取り組みは先日石垣島のリゾートがトリップアドバイザーのアワードにおいて家族向け宿泊施設部門で国内トップの評価を獲得するなど、利用者からの評価が高まっていることを受け、さらに家族層に向けたアプローチを強化する。
 日本から海外向けの事業展開については同社における上級セグメントのリゾート「エクスクルーシブコレクション」のプロモーションを強化する。特にモルディブにある「クラブメッドフィノール ヴィラ」に関してはハネムーナーを中心に積極的に魅力をアピールしていき、日本からの送客拡大を狙う。さらに、エクスクルーシブコレクションについては日本人の人気海外旅行先にも数多く立地していることから、富裕層を中心に認知度アップに向けたプロモーションに力を入れていく。
 このほか、これまで日本ではアジア圏のリゾートを中心にセールス活動を展開してきたが、今後はイタリア、スイスのマウンテンリゾートやメキシコやブラジル、バハマのビーチリゾートについて新たに日本での販売を開始。幅広いエリアについてセールス活動を展開することで、アウトバウンド需要のさらなる開拓につなげていきたい考えだ。
 

 

※写真=モルディブの「クラブメッド・フィノール ヴィラ」