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2025.10.31

WING

NAA藤井社長、発着34万回化で新路線に意欲

 圏央道インターチェンジで更なる成長目指す

 成田国際空港会社(NAA)の藤井直樹社長は10月30日の定例会見で、今年度冬ダイヤから発着容量が年間34万回を実現したことで、成田空港の今後の発展を加速させる考えを示した。C滑走路新設およびB滑走路延伸による空港のさらなる機能強化に向けて、特にアジア市場との接続の強化や、新たなディスティネーションの開拓に積極的に取り組む姿勢を見せた。
 成田空港は、地元合意によって25年度冬ダイヤが始まる10月26日から年間30万回から34万回への拡大を実現した。この発着容量の増加に伴い、新たな滑走路やターミナルが完成する前に、路線ネットワークの強化を図ることができる。これまでにも成田では政府のインバウンド政策を強力にサポートするよう、訪日客増加を見据えた取組みを進めてきた。その上で藤井社長は「日本を訪れる新たな国々を開拓し、経済発展に貢献することが重要な課題」だとして、新規の就航地拡大に前のめりの姿勢を見せた。