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2025.10.29

WING

伊丹空港で実機投入の事故対策総合訓練

 全47機関・470名参加の大規模訓練に

 関西エアポートは10月28日、来る11月4日に伊丹空港において、実機を使用した航空機事故対策総合訓練を実施することを発表した。訓練は「大阪国際空港緊急計画」に基づき実施するもの。航空機事故により多数の負傷者が発生した場合を想定し、関係機関との連携確認や迅速かつ適切な消火救難・災害医療活動を実施することが目的だ。
 訓練では737-800型機が着陸後、滑走路上で第2エンジンより出火し、乗員・乗客に多数の負傷者が発生したと想定。事故通報、情報伝達訓練、消火活動、避難誘導訓練、負傷者救助、担架搬送、トリアージ活動、災害医療活動、負傷者救急搬送、ヘリコプターによる負傷者救急搬送訓練、現地対策本部活動など、さまざまな訓練項目を盛り込む。
 訓練の参加機関は全47機関。ANAの実機を投入するほか、参加人員はおよそ470名、車両53台、ヘリコプター4機(大阪府ドクターヘリ、陸上自衛隊、兵庫県消防防災航空隊、大阪市消防局航空隊)を投入するなど、大掛かりな訓練となる。

※画像=過去の訓練の様子(提供:関西エアポート)