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2025.10.28

ウイングトラベル

★ルフトハンザの新客室「アレグリス」日本路線デビュー  

 羽田-ミュンヘン線のA350に導入、プレミアムサービス拡充

 

 ルフトハンザ ドイツ航空(DLH)は長距離路線の新コンセプト客室「アレグリス」のサービスを日本路線にも導入した。10月27日から羽田-ミュンヘン線で運航するエアバスA350型機に投入した。アレグリス搭載機材はアジアでは上海線に続く導入となった。同社はアレグリスの展開にあたり、これまでに約25億ユーロを投資。ファースト、ビジネス、プレミアムエコノミー、エコノミーの4クラスの座席を刷新し、品質のさらなる向上を図った。今後はプレミアム感を意識したサービスを一段と強化していき、旅客の満足度向上につなげていく考えだ。

 

 ルフトハンザ流の「粋・おもてなし」を提供
 「ファーストクラススイート」始め品質底上げ

 

 アレグリスは同社の長距離路線における新たな旅行体験の創造を目指し開発が進められてきた。コンセプトを具体化していくのにあたり、日本を含めた世界各地でワークショップを実施し、さまざまな意見に耳を傾けた。
 ワークショップでの意見を踏まえ、「個性と選択の重要性を改めて意識することとなった」と同社のハイコ・ライツ チーフ・カスタマー・オフィサー(CCO)はこのように話す。
 羽田-ミュンヘン線で展開するアレグリス搭載のA350型機はファーストクラス4席、ビジネスクラス38席、プレミアムエコノミークラス24席、エコノミークラス201席の計267席となる。
 このうちファーストクラスでは2つの個室スイートと2席で構成される独自設計の「スイートプラス」を導入した。それぞれの座席は「雲の上のリビングルーム」をコンセプトに新開発の座席や個別調整可能なシートヒーター&冷却機能を搭載。そのほか、食事や機内エンターテインメントにおいて細部にこだわった設備を搭載した。
 アレグリスの日本投入においてライツCCOは「重要市場の1つである日本路線にアレグリスを投入することができたことをうれしく思っている。そうした中で、われわれ流の『粋』『おもてなし』を提供していきたい」と意気込みを語った。

 

※写真=「アレグリス」の日本路線投入にあわせて会見を行ったルフトハンザ ドイツ航空のハイコ・ライツCCO(左)とローレンス・ライアン日本・韓国支社長(右)