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2025.10.22

WING

航空局、安全情報分析委を24日開催

 空港分野の安全事例を精査、再発防止策を議論

 国土交通省航空局は10月24日、「第12回空港安全情報分析委員会」を開催する。昨年度に空港管理者から収集した安全情報を対象に、統計分析や個別事例の詳細検討を行い、再発防止策の実効性を審議するほか、年度報告の取りまとめを実施する。
 同委員会は、2014年度に導入された「航空安全プログラム」に基づき、運送・交通管制・空港の各分野で安全情報を専門的に分析する仕組みとして設けられた。この空港分野の委員会では、空港の運用や施設に関わる安全上の支障事例を分析対象とし、統計的傾向の把握や要因分析を通じて、空港運営の安全性向上を図る。
 委員長は東洋大学名誉教授の福手勤氏。特別委員として東京大学名誉教授の河内啓二氏が参加する。オブザーバーには定期航空協会、空港グランドハンドリング協会、成田国際空港、中部国際空港、関西エアポートなどが名を連ねる。