ウイングトラベル
★7-9月期の訪日外国人旅行消費額、11.1%増の2.1兆円

1-9月期は過去最高の6.9兆円に
観光庁のインバウンド消費動向調査によると2025年7-9月期の訪日外国人旅行消費額は前年同期比11.1%増の2兆1310億円となった。また、1-9月期の消費額は6兆9156億円となり、過去最高となった。一方で7-9月期の旅行者1人あたりの旅行支出は21万9428円となり、前年同期からは微減となった。消費額全体の伸びについては、訪日外客数全体の増加に加え滞在期間が長期化したことが今回の実績につながったとしている。
※グラフ=四半期の旅行消費額・1人あたり旅行支出の推移(観光庁インバウンド消費動向調査より)
7-9月期の消費額を国・地域別に見ると最も大きいのが中国が5901億円、次いで台湾が3020億円、米国2215億円、韓国2070億円、香港1139億円となった。 費目別にみると宿泊費が全体の36.6%を占める7797億円となった。次いで買物代が5427億円、飲食費が4884億円、交通費が2107億円、娯楽等サービス費が1090億円となった。このうち買物代については前年の5483億円から減少する結果となっている。
1人あたりの旅行支出は0.2%減の21.9万円
1人あたりの旅行支出について国・地域別に見ると最も多かったのがドイツで43万6000円、次いで英国が36万円、スペインが35万5000円となった。
費目別では、宿泊費が8万972円、買物代が5万4631円、飲食費が5万611円、交通費が2万1851円、娯楽等サービス費が1万1308円となった。国・地域別では宿泊費、飲食費、交通費はドイツが、買物代は中国が、娯楽等サービス費はオーストラリアがそれぞれ最も高かった。