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日本国内のGEnx累計飛行時間が500万時間突破

787と747-8搭載、本邦各社の長距離運航支える
GEエアロスペースは10月14日、同社のGEnxエンジンの日本国内における累計飛行時間が、500万時間を突破したことを発表した。同エンジンは、日本国内において日本航空(JAL)ANAホールディングス(ANAHD)、日本貨物航空(NCA)によって運用されている。
2011年の就航以来、GEnxエンジン製品群は全世界で6800万時間以上の飛行時間を積み重ねてきた。これはGE エアロスペース史上最も多く採用された高推力エンジンであり、現在3600基を超えるエンジンが運用中または受注済(予備エンジン、受注残含む)だ。現在、GEnxエンジンは運用中の787機の2/3に採用されている。
同エンジンは高出力コンプレッサー、リーンバーニングコンバスター、軽量かつ耐久性の高い複合材を採用。さらに、ツインアンニュラープレスワール(TAPS)リーン燃焼器を採用し、現在の規制基準(離着陸時)を大幅に下回るNOx排出レベルを実現するなど、他の規制対象ガスの排出量も大きく削減している。
※画像=JAL、ANA、NCAで運用されているGEnx