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2025.10.15

WING

川崎重工業、「そうげい」が進水

 「たいげい」型6番艦、27年3月竣工へ

 

 川崎重工業は10月14日、海上自衛隊が運用する潜水艦「そうげい」の進水式を、同社の神戸工場第1船台において挙行した。同艦の命名および支綱切断は、本田防衛副大臣が行った。去る2023年3月28日に起工した「そうげい」は、2027年3月に竣工する予定だ。
 「そうげい」は「たいげい」型潜水艦の6番艦。戦後、神戸工場における建造潜水艦としては32隻目となった。
 「そうげい」の船体は全長84メートル、幅9.1メートル、深さ10.4メートル。その基準排水量は3000トン。船体に高い水圧にも耐える高張力鋼を使用し、新型主機である川崎12V 25/31型のほか、ディーゼル機関2基を搭載している。さらに、リチウムイオン電池を採用したことで高い潜航性能を備え、各種システムの自動化、高性能ソーナー装備による捜索能力の向上、ステルス性能の向上などが図られた。その他、女性隊員の乗艦にも対応している。その他、主要兵装として水中発射管一式、スノーケル一式、ソーナー一式などを備えている。

 

※画像=進水する「そうげい」(提供:川崎重工業)