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滑走路逸脱のU-125A、訓練飛行見合わせ解除
脚を出さないまま着陸、聞取りなどで判明
森田雄博航空幕僚長は10月14日、U-125A救難捜索機と同型機のU-125点検機の飛行訓練見合わせ解除を発表した。9月19日に新潟空港で、新潟救難隊のU-125Aが着陸時に滑走路を逸脱したため、訓練飛行を見合わせていたが、これまでの調査で着陸時に車輪を出していなかった人的要因によるものだと推定されるとして、所用の点検や教育を行うことで、逐次訓練を再開させるとした。
これまで搭乗員からの聞取りで分かったことは、当該機に乗っていた操縦者は、車輪を出す操作を行っていなかったという。さらに機体の確認を行ったところ、当時は車輪が下りていなかったほか、コクピットのボイス・レコーダーでも、車輪を出す操作を行う機内通話がなかったとされ、車輪を出さないまま着陸したという人的要因であったと推定されるという。