WING
QPS研究所、ロケット・ラボと衛星3機追加打上げ契約

宇宙ベンチャーのQPS研究所は10月8日、米ロケット・ラボ(Rocket Lab)と小型SAR衛星「QPS-SAR」3機の追加打上げ契約を締結したと発表した。2026年以降に順次打ち上げ、既存契約と合わせてElectronで打ち上げる衛星は計7機となる。各ミッションはいずれも1機搭載で実施し、次の打上げは11月以降を予定。個別のスケジュールは他社ロケットとの調整状況を踏まえ、衛星割当て確定後に都度公表する。
ロケット・ラボのピーター・ベック最高経営責任者(CEO)は「QPS研究所とのパートナーシップを拡大できて光栄だ。Electronと分離システムの選定により、衛星コンステレーションを拡大するために、迅速で信頼性の高い統合打上げサービスを活用できる」と述べた。QPS研究所の大西俊輔CEOは「2025年にElectronで4機を計画通り投入し信頼性を実感した。追加の3機契約はコンステレーション構築に向けた重要な一歩になる」とコメントした。
※写真=ロケット・ラボと小型SAR衛星3機の追加打上げ契約(提供:Rocket Lab)