記事検索はこちらで→
2024.01.22

【潮流】海外旅行回復に国際観光旅客税活用を

 2023年のインバウンド、訪日外国人旅行者数は速報ベースで2506万6100人と2000万人を超え、コロナ前の2019年比で79%と8割方の回復を見せた。コロナの感染症法上の規定が4月に2類から5類に移行したことにより水際対策が撤廃されことで急速に回復し、10月には単月でコロナ前を上回り、第4四半期は過去最高の旅行者数を記録した。
 また、2023年の訪日外国人旅行消費額は速報ベースで5兆2923億円となり、2019年の4兆8000億円を9.9%上回る過去最高を記録した。訪日外国人1人当たりの旅行支出額は19年の15万9000円を33.8%上回る21万2000円を記録した。
 これにより、昨年3月に閣議決定した政府の観光立国推進基本計画の目標である2025年までの訪日外国人旅行消費額5兆円、旅行支出20万円を2年前倒しで達成した。円安と欧米を中心とする長期滞在が訪日旅行消費額を押し上げた。
 年が明けても訪日外国人旅行者数の増加の流れは続いており、このまま順調に推移すれば、2024年の訪日外国人旅行者数は2019年の3188万人を上回る過去最高を記録すると見られ、消費額は2年、旅行者数は1年前倒しで観光立国推進基本計画の目標を達成する可能性が大きい。