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2022.01.13

ミャンマー02

民族衣装から文化を知る

男性も女性もロンジーをはく、顔を白く化粧する

 ミャンマーでは、男女ともにロングスカートをはいています。これは「ロンジー」と呼ばれる民族衣装で、風通しがいいことから、暑いミャンマーでは快適に過ごすことができ、参拝の際に素肌を隠すこともできるため、日常的に着用しています。

 日常的に民族衣装を着る習慣は日本にはなくなりつつありますが、ミャンマーの人たちにとってロンジーがとても身近なものであることが分かります。

 日本在住のミャンマー人の間では、東京の生地店で和柄の布を購入してロンジーを作るのも人気です。

 また、男女ともに頬や額に「タナカ」と呼ばれる白粉を塗っている姿も、日本人には珍しい光景です。タナカという木から採ったもので、化粧というよりも、日差しが強いミャンマーでは日焼け止めや美肌のために使われています。特に女性や子どもが塗っている場合が多く、露店やスーパーなどで簡単に手に入ります。最近ではお土産として購入する観光客も増えてきました。

 

 

民族占い文化からミャンマー人の信仰を知る

ミャンマー人は自分が何曜日に生まれたかを知っている

 日本人は、自分の誕生日は知っていますが、生まれた曜日まで覚えている人はそういません。一方、ミャンマー人は自分が何曜日に生まれたかを必ず知っています。ミャンマーには古くから「八曜日占い」という占星術があり、現地の人たちにとっては今でも生活の一部になっているからです。

 八曜日では、水曜日が午前と午後に分けて考えられているため、月曜日から日曜日までで、全部で8つの曜日が存在します。八曜日にはそれぞれ定められた方位、星座、守護動物が割り当てられており、生まれた曜日によって、基本的な性格や人生、他人との相性も決まってくると信じられており、ミャンマーの人たちは自分の誕生日の曜日を非常に⼤切にしています。

 自分の子どもに生まれた曜日にちなんだ名前をつける風習があり、パゴダでは自分の生まれた曜日の場所で祈りを捧げる習わしもあります。

 八曜日のなかで最も縁起がいいとされているのは、仏教の開祖である仏陀が悟りを開いたとされる木曜日。お参りや結婚など人生の節目に行う催事に最適な曜日とされています。さまざまな外国文化を知ることは面白いことです。日本ではあまり意識されないことが、他国では人々に大きな影響を与えていることを、楽しみながら学べます。

【千葉県立千葉商業高等学校(海外研修)】

 本校は、平成27年度第6回高校生国際交流事業として、3泊5日の日程でミャンマーを訪問しました。この国際交流事業の目的は、商業教育の振興と発展を目指して、広く海外に日本の商業教育を紹介するとともに、海外の商業教育を学ぶ生徒との交流を通して視野を広げ、国際感覚を身につけることです。

 訪問団は、珠算、電卓、簿記、ワープロ、情報処理の競技大会・コンクールの団体優勝校から各3名、引率教諭5名、事務局1名など総勢22名で編成され、本校は情報処理競技大会優勝校として参加しました。各種競技大会・コンクールの日本一のメンバーが一堂に会する貴重な機会になったとともに、商業教育の発展のためにも有意義な研修旅行になりました。

 現地では、ヤンゴン経済大学を訪れ、学生と交流を深めたほか、日本の商社のヤンゴン支店やミャンマーの銀行も訪問。ミャンマーが抱えている経済的な課題や国際協力の重要性などを学びました。また、ティラワ経済特区や商業施設を訪れ、ミャンマーの産業振興の現場を視察しました。

 参加生徒は、ミャンマーの生活に触れることで、日本との文化の違いを実感したほか、仏教の教えを心の支えにする国民性にも感銘を受けたようです。また、インフラ整備や電力事情など、経済面での学びも大きく、英語でのコミュニケーションの難しさと大切さを改めて感じたとの声も聞かれました。

 

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