ウイングトラベル
★ヨーロッパ観光委員会、名古屋でワークショップ

12カ国24団体が参加、責任ある旅行を提案
ヨーロッパ各国・地域の観光局で構成するヨーロッパ観光委員会(ETC)は、ツーリズムEXPOジャパン2025愛知・中部北陸の開催に合わせ、名古屋市内のホテルでワークショップ「Japan Europe Marketplace」を開催した。当日は、82人(オンライン参加10人含む)の旅行会社スタッフが集まった。ヨーロッパ側からは12カ国24団体が参加、それぞれ日本の旅行会社との商談を行った。今回はベルギーから多くのサプライヤーが集まったほか、アルバニアやブルガリア、モンテネグロなど、日本に拠点のない観光局およびDMCが参加するなど、貴重な機会となった。
冒頭挨拶の中で、ETCマーケティング・コミュニケーション部長のミゲル・ガジェゴ氏は、新しいグローバル・コミュニケーション・キャンペーン「Unlock an Unexpected Upgrade」について言及。「このキャンペーンを通じて、より責任ある旅行に向け、グローバル規模で取り組んでいきたい。責任ある観光をただの我慢や制限のように見せるのではなく、訪問者や地元住民へのメリットとして示したい」と述べ、オフシーズンやまだ知られていない地域への誘致、二酸化炭素排出の少ない交通機関や体験の提案、地元文化へのリスペクトなど、「責任ある旅行」が「ヨーロッパ滞在を想像以上にアップグレードする方法となる」点を訴求した。
※写真=ワークショップの様子。中央にETCマーケティング・コミュニケーション部長ミゲル・ガジェゴ氏、同シニアマーケティングマネージャー ルヴィディーン・デスレー氏