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ポスト万博、空飛ぶクルマ実装のポイントとは?

日本への機体供給、インフラ整備など鍵に
開催中の大阪・関西万博で多くの来場者を前にデモフライトを繰り広げている空飛ぶクルマ。万博後には、いよいよ社会実装を目指していくことになる。「ポスト万博」の社会実装の見通しとポイントについて識者はどう見るか―――。三菱総合研究所モビリティ・通信事業本部次世代テクノロジーグループリーダーの大木孝主席研究員は「実飛行の開始は2027年頃になるのではないか」との見通しを示した。
実飛行開始のポイントとしては、「ジョビー・アビエーション、アーチャー・アビエーション、SkyDriveの型式証明取得した後、日本に機体がいつ供給されるのかというところだ」とコメント。「ジョビー・アビエーションはドバイなどに展開しているが、日本にどれくらいの数を供給してくれるのかということが1つポイントになるのではなかろうか」とコメント。ジョビー・アビエーションに巨額な投資を行っているのはトヨタ自動車であることに触れ、その点が今後影響してくるのか注目されるポイントであるとの見解を示した。