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2025.09.24

WING

IATA、排出ゼロへSAF原料は十分ある

 PtL技術展開遅れ、他産業と奪い合いも障壁に

 国際航空運送協会(IATA)は9月23日(ジュネーブ現地時間)、航空業界が2050年までにCO2排出量ネットゼロ達成に向けて、十分な持続可能な航空燃料(SAF)原料が存在することを示す調査結果を公表した。調査対象となった原料は、すべて厳格な持続可能性基準を満たし、土地利用の変化を招くことがないものだという。さらに、SAF生産に原料を使用する上での重大な障壁も特定。技術展開の遅れや他産業との原料の奪い合いといった環境が、SAFの生産拡大の大きな壁であることなどを指摘した。なお、IATAは同調査をWorley Consultingと共同で実施した。