記事検索はこちらで→
2025.09.18

WING

次世代SAF開発後押し、「ワンワールドBEVファンド」設立

 SAF不足・高コスト問題解決、技術開発など後押し

 ワンワールドアライアンスと加盟航空会社は9月17日(テキサス州ダラス現地時間)、ブレークスルー・エナジー・ベンチャーズ(BEV)との提携により、持続可能な航空燃料(SAF)の供給不足と高コストに対処するべく、新たな投資ファンド「ワンワールド BEVファンド」を設立すると発表しした。費用対効果が高く、従来の燃料よりも排出量が少ない長期的な航空燃料ソリューションの世界的な開発を加速することを目指す。
 この投資ファンドは、アメリカン航空とアラスカ航空が主導するとのことで、ワンワールドアライアンス加盟航空会社であるインターナショナル・エアラインズ・グループ(IAG)、キャセイパシフィック航空、日本航空(JAL)も支援する。さらに、業界全体としての取り組みを加速するべく、ワンワールドメンバー以外の参加も受け入れる。すでに、スターアライアンスメンバーのシンガポール航空も加わったという。