★観光財源見直し、最優先政策を明確にした上で議論を

　水嶋国交事務次官、プラスαにつながる施策推進

　国土交通省の水嶋智事務次官は9月12日に交通・運輸関連業界紙との合同インタビューに応じ、国際観光旅客税を始めとした観光財源のありかたについて「観光発展のために国が支援し実現すべきことを明確にした上で議論すべき」と述べ、観光客の移動を円滑化するための交通体系整備など国として支援していくものを整理し、納得感を持たせた上で財源確保に向けた取り組みを進めていくべきであるという考えを示した。あわせて、観光立国実現のためには「日本人旅行者の存在を過小評価してはならない」と強調。日本の旅行サービス水準向上や産業振興を図る上で、訪日外国人誘致関連政策一辺倒になることなく、日本人による国内・海外旅行振興にも一層注力していくことが重要であると述べた。

※写真＝交通・運輸関連業界紙とのインタビューに応じた国土交通省の水嶋智事務次官