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陸自、米海兵隊など「レゾリュート・ドラゴン」
海・空自衛隊、在日米軍も参加し日米連携強化
陸上自衛隊は9月11~25日の期間、令和7年度の米海兵隊との実動訓練「レゾリュート・ドラゴン25」を行い、日米同盟の抑止力・対処力のさらなる強化を図る。実施場所は日本全国の各自衛隊施設などで、陸上自衛隊と米海兵隊の部隊がそれぞれの指揮系統に従いながら共同で作戦を遂行するため、相互連携要領などを実行動によって確認する。この実動訓練によって、日米の連携強化および共同対処能力の向上を図る。
この実動訓練の担任官は、陸上自衛隊西部方面総監の鳥海誠司陸将で、陸自西部方面隊の総監部、第8師団、第15旅団のほか、陸上総隊、北部方面隊、中部方面隊などが参加する。そのほか、海上自衛隊航空集団の第4航空群および機動施設隊などが参加するとし、航空自衛隊からも一部部隊の参加を調整しているところ。
参加する在日米軍の担任官は、第3海兵機動展開部隊司令官のロジャー・B・ターナー中将で米海兵隊からは、第3海兵機動展開部隊司令部、第3海兵遠征旅団、第3海兵師団(第12海兵沿岸連隊等)、第3海兵機動展開部隊情報群、第1海兵航空団、第3海兵兵站群などが参加するほか、米陸軍の第3マルチドメイン・タスクフォース、米海軍の第7艦隊、米空軍の第18航空団なども参加する予定としている。
演習を行う場所については、北海道では陸自北海道大演習場、陸自北恵庭駐屯地、陸自矢臼別演習場、陸自柏台演習場、陸自丘珠駐屯地、空自計根別着陸場。東京都では、海自衛隊硫黄島航空基地。大分県では陸自日出生台演習場、陸自十文字原演習場。佐賀県では陸自目達原駐屯地。長崎県では海自佐世保基地。熊本県では陸自健軍駐屯地、陸自高遊原分屯地、陸自大矢野原演習場。鹿児島県では陸自佐多対空射場、海自鹿屋航空基地、陸自奄美駐屯地、陸自瀬戸内分屯地、徳之島。沖縄県では現在のところ調整中となっている。