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2025.08.07

ウイングトラベル

★JAL、関係人口創出による地域活性化目指す実証開始

 NTTドコモやジャルカードと共同

 

日本航空(JAL)は7月31日、特定のエリアにさまざまなかたちで関わりを持つ「関係人口」の創出による、地域活性化を図る実証実験を開始したと発表した。子会社のジャルカードや、NTTドコモと共同で実施する。JALが保有する顧客データと、ドコモが保有する携帯電話ネットワークの運用データの一部を分析。特定の人の地域との関わり方や訪問傾向を明らかにし、新たなサービスやの実現を目指す。
 近年、人口減少や高齢化が進むなか、地域を活性化するためには定住人口の増加だけではなく、関係人口の創出が重要なテーマになっている。ただ、人と地域の関わりを定量的に測るのは難しく、実態が把握できていないのが現状だ。
 JAL、ジャルカード、NTTドコモの3社は、2022年からこの課題解決に向け取り組みを進めており、23年に行った実証実験では、北海道内の各空港から道東の各エリアへの訪問傾向を統計的に明らかにした。

 

※写真=関係人口創出による地域活性化目指す実証を開始