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世界の航空旅客市場、需要成長は鈍化傾向

中東政情不安影響、過去数カ月で最小成長率
世界の航空旅客数需要の伸び率が鈍化している。航空旅客需要を表すRPKは、昨年はコロナ禍からの回復で二桁成長が記録されてきたが、ここにきて伸び率としては鈍化。国際航空運送協会(IATA)がまとめた6月の航空市場データによれば、6月は2.6%の伸び率と、プラス成長ながら対前年比で小幅な伸びに留まった。
座席供給量を表すASKは対前年同月比3.4%増加。搭乗率は0.6ポイント低下した84.5%となった。
IATAのウィリアム・ウォルシュ事務局長は、6月のRPKについて、「過去数カ月間のなかで最も緩やかな伸び率だった」とコメント。中東地域における紛争が世界の航空交通に混乱をもたらしたことなどが影響したと分析した。
「供給量の伸びに対して需要の伸びが追い付かず、搭乗率は0.6ポイント低下した。しかし、世界全体の搭乗率は84.5%と依然として非常に高い水準にある」との見解を示した。搭乗率が高い水準にあるのは、需要の力強さもあるが、一方で機体メーカーによる機材納入が遅れていることも影響している。