ウイングトラベル
★次期観光立国推進基本計画策定へ、業界ヒアリング

交通政策審議会観光分科会で意見交換
国土交通省・観光庁は7月25日、「交通政策審議会観光分科会」の第51回会合を開催した。今回も観光立国推進基本計画の改定を議題とし、観光・交通関係団体、観光事業者へのヒアリングを行うとともに、委員との意見交換を行った。会合では、観光振興に向けた補助金や観光財源のあり方、またインバウンドとアウトバウンドの格差是正、航空便の地方路線の位置付けなど多岐にわたって意見交換が行われた。
村田観光庁長官「観光をより良いものとする計画を」
訪日インバウンドの好調な状況と両立
会合冒頭では、観光庁長官就任後初めての出席となる村田茂樹長官からあいさつがあった。 村田長官は「今年上半期の訪日外客数と消費額が過去最高となるなど、好調な状況となっている。今回の会議は、2030年までの基本計画の策定に向けた議論を行うことになるが、訪日インバウンドの好調な状況を持続させながら、観光をより良いものとするために、業界関係者の意見をしっかりと計画に反映させることが重要であると考えており、忌憚のない意見をもらいたい」と述べた。
※写真=第51回交通政策審議会観光分科会の模様、新たな基本計画策定へ業界からのヒアリングが行われた