ウイングトラベル
★観光庁、Agodaの宿泊トラブル問題「改善の進捗を注視」

宿泊予約サイトの利用、消費者への注意喚起強化
観光庁の村田茂樹長官は7月16日の定例記者会見で、オンライン宿泊予約サイトの「Agoda(アゴダ)」で宿泊予約トラブルが相次いでいる問題について「アゴダから、改善策について報告があった。今後は改善の進捗状況を引き続き注視していき、必要に応じて適切な対応を行っていく」と述べた。
観光庁はアゴダ関連で消費者からの相談が相次いでいたことから、今年3月に行政指導を行い、状況の改善を求めていた。
あわせて村田長官はオンライン宿泊予約サイトの利用において「利用規約や約款、問い合わせ先などをあらかじめ確認することをホームページに掲載している。
今後は消費者に対して、さらなる注意喚起を呼び掛けていく」考えを示した。
アゴダをめぐっては、昨年夏ごろから、予約した部屋が取れていないとのトラブルが複数報告されているほか、一部ホテルチェーンからは第三者のサプライヤーによって、アゴダを通じて転売されていると指摘されていた。
Agoda、一部サプライヤー経由の在庫取扱いを停止
AIを活用した事前監視システム導入
一方、アゴダは7月15日付でリリースを発表。6月26日付で特定の第三者サプライヤー経由の在庫取扱いをプラットフォーム上で停止したことを明らかにしたほか、今後AIを活用した事前監視システムを導入した予約機能の向上や不正確なコンテンツを未然に自動削除するなど、第三者サプライヤーへの管理体制を強化した。
※画像=アゴダは公式サイトで改善策を発表した