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2025.07.17

ウイングトラベル

★今年上半期の訪日外客数は2151.8万人

 前年同期比21.0%増、過去最速の2000万人超え

 日本政府観光局(JNTO)が発表した2025年上半期(1~6月)の訪日外客数は前年同期比21.0%増の2151万8100人になり、過去最速で2000万人を突破したと発表した。春節や桜のシーズンなどで多くの観光需要があったことや、夏休み前で需要が落ち着く5月や6月もアジア、欧米豪から訪日需要の高まりがみられたことが今回の実績につながった。 国・地域別に見ると最も訪問客が多かったのは韓国で前年同期比7.7%増の478万3500人となった。ついで中国が53.5%増の471万8300人、台湾が10.3%増の328万4700人、米国が26.7%増の170万1300人となった。

 出国日本人数は前年比14.0%増の660.9万人に
 コロナ前からの回復率は69.3%

 一方、今年上半期の出国日本人数は660万9000人となった。前年同月比では14.0%のプラスとなったものの、コロナ禍前の2019年同期は954万2332人となっており、回復率は69.3%といまだ道半ばの状況が続いている。

 これから夏休みシーズンに入る中で海外旅行マーケットがどのように動くのかが注目される。まずは、2019年8月の出国者数である210万9568人というのがターゲットとなりそうだ。

※表=今年1~6月の訪日外客数と出国日本人数の動向(出典:JNTO)
http://jwing.net/t-daily/pict2025/2507/0717in_out-w.jpg