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2025.07.15

ウイングトラベル

★航空輸送統計4月、国際旅客200万人に迫る回復

 利用率8割超、国内線旅客前年より着実に増加

 

 国土交通省がまとめた今年4月の航空輸送統計速報は、本邦航空運送事業者による国際航空の旅客輸送量が前年同月比16.9%増の185万9000人となった。人キロベースでは17.2%増の91億3725万6千人キロで、座席利用率が81.2%だった。このところ訪日旅客を中心に輸送量が大幅に伸びており、利用率が8割を上回る比較的高い水準となった。前年同月にはすでにコロナ禍前に迫る回復を見せていたが、それをさらに上回る水準となった。
 国内定期航空の旅客輸送量は0.4%増の783万6000人であり、人キロベースが2.1%増の75億6508万2千人キロ、座席利用率が70.1%となった。国内線旅客の需要はすでにコロナ禍前を上回っており、利用率も7割台と比較的高い水準となった。
 貨物輸送量は超過手荷物・郵便を含め、国際航空貨物が3.1%増の13万2238トンで、トンキロベースが4%増の7億4381万9千トンキロ、重量利用率が70%だった。国内定期の輸送量は9.7%増の5万9185トン、トンキロベースが前年比10%増の6449万5千トンキロで、重量利用率が49.4%だった。

 

※図=4月の国際線旅客は200万人に迫る実績となった(提供:国土交通省)