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2025.06.23

WING

米「ミッドナイト・ハンマー」作戦、イラン核施設を奇襲

 B-2が14発の「バンカーバスター」を実戦初使用

 米国のピート・ヘグセス国防長官と統合参謀本部議長のダン・ケイン空軍大将が6月22日(現地時間)に記者会見に臨み、米中央軍による3カ所のイラン核関連施設の夜間奇襲攻撃に成功したことを発表した。
 この奇襲作戦は「ミッドナイト・ハンマー」と命名され、イランのフォルド、ナタンズ、エスファハーンの核関連施設を攻撃。ヘグセス国防長官は会見の冒頭、「最高司令官から受けた命令は、集中的で、強力かつ明確だった。この攻撃により、イランの核開発計画を壊滅させた」とし、作戦は「イラン軍やイラン国民を標的としたものではない」とし、あくまでイランの核兵器開発を阻止することに重点を置いたことを強調。ケイン空軍大将も「初期の戦闘評価では、3つの拠点すべてに極めて深刻な被害と破壊を与えた」との見解を示した。

※画像=オペレーション「ミッドナイト・ハンマー」。米本土を飛び立ったB-2が18時間かけてイラン核関連施設を奇襲。3カ所の核関連施設に深刻な打撃を与えた(提供:米空軍)