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★航空輸送統計2月、国際航空コロナ前と同水準

国内は大幅な増加、利用率が8割超と高水準
国土交通省は本邦航空運送事業者による2月分の航空輸送統計速報をまとめ、国際航空の旅客輸送量が前年同月比では17.4%増、コロナ禍前の2019年同月比2.1%減の178万5000人になったと発表した。人キロベースが前年比18.3%増、19年比8.1%増の85億710万3千人キロ、座席利用率が84.9%となった。このところ訪日旅客が大幅に伸びており、国際線旅客は前年より2割近く上回った。コロナ禍前とは若干下回る程度で、遜色ないレベルまで回復した。
国内定期航空の旅客輸送量は前年比3.4%増、19年比7.8%増の845万4000人となり、人キロベースが前年比3.7%増、19年比11.1%増の80億8471万8千人キロ、座席利用率が81.7%だった。国内線旅客の需要は、人ベース・人キロベースともコロナ禍前を上回り、利用率も8割超という比較的高い水準となった。
超過手荷物・郵便を含む貨物輸送量は、国際航空貨物が前年比5%増、19年比12.7%増の11万1531トンで、トンキロベースが前年比0.2%減、19年比7.2%増の6億1967万1千トンキロ、重量利用率が69.1%だった。
※図=国際線は着実に回復。国内線は旅客がコロナ前を超えた