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2021.04.15

WING

20年暦年の国際旅客8割超の減少、感染症拡大が影響

国内旅客も6割近い減少で航空各社厳しい年に

 国土交通省がまとめた2020年1〜12月暦年の航空輸送統計は、国際航空輸送の旅客数が対前年比81.4%減の436万人、人キロベースで78.5%減の225億4477万人キロだった。国内定期航空の旅客数は56.2%減の4674万人、人キロベースで55.9%減の436億4404万人キロとなった。航空旅客需要は2012年以降、8年間増加傾向が続いたが、20年1月ごろから新型コロナウイルス感染症が世界的に拡大し、その影響で航空需要が大幅に低下した。
 国際航空旅客は、前年19年よりも8割超の減少となって、かつてないほど航空需要が落ち込んだ。方面別で特に落ち込んだのは中国方面で88.8%減の50万2924人と、前年の1割程度にとどまった。それに続いて、韓国方面が86.8%減の22万2986人、その他アジアが80.6%減の200万2806人と、大幅に旅客数が減少した。ただし、・・・・。