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2021.04.09

WING

IATA2月、世界旅客需要は19年比74.7%減退

ウォルシュCEO、「2月は需要回復の兆しみえず」

 国際航空運送協会(IATA)がまとめた今年2月における世界の航空旅客輸送実績によれば、旅客需要を示すRPKは、コロナ禍前の2019年2月実績と比較して、74.7%減少したことが明らかになった。一方、座席供給量を表すASKは63.1%減少し、搭乗率は25.3ポイント悪化した55.4%に留まった。
 IATAのウィリー・ウォルシュ事務局長兼最高経営責任者(CEO)は今年2月の実績について、「国際線の需要回復の兆しは見られないどころか、新型コロナウイルス変異株が続くなか、渡航規制が強化され、多くの指標が悪化した」とコメントした。
 2月の国際線実績をみてみると、・・・

 

豪州国内線市場、規制緩和で需要回復
ワクチン接種と新たな技術開発に期待も

 

デジタル証明の世界標準化と政府認可求む

 

※写真=IATAのウィリー・ウォルシュCEOは需要回復に向けてデジタル陰性証明を世界標準化することと各国政府がデジタル陰性証明を受け入れることが需要回復の鍵であるとした(提供:IATA)