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2020.10.19

WING

ロステックCEO、Be-200の消火飛行隊創設を提案

「国際的にも重要な人道的プロジェクトに」

 ロステックは10月16日(ロシア現地時間)、水陸両用機などの国際展示会「ハイドロアヴィアサロン2020」で開催したフォーラムにおいて、ロステックのセルゲイ・チェメゾフCEOが、水陸両用飛行艇Be-200型機の消火飛行隊創設を提案したと発表した。
 ロステックおよび傘下の統一航空機製造会社(UAC)などは、外国からの森林火災などの発生シーズンにBe-200ES水陸両用飛行艇による森林火災の空中消火活動を提供するサービスを行っている。今年もトルコ農林省からの夏期期間における森林火災制御支援要請を受け、ロシアは2機のBe-200ESをトルコに派遣、消火活動を実施したところ。
 チェメゾフCEOはこうした季節需要について、「自然火災の問題が深刻な多くの国は、こうした機材(消火飛行艇)を保有せず、ロシアに季節ごとの提供を依頼している。しかし、機材はロシア国内の需要が高く、必ずしも(外国を)支援出来るとは限らない」とし、季節ごとのレンタル需要は堅調だが、全ての需要に応えきれていないと語る。そして、「消火専門飛行隊の創設は国際的にも重要な人道的プロジェクトになるだろう」と述べている。・・・

 

※写真=ロステックのセルゲイ・チェメゾフCEOはBe-200型機の消火飛行隊創設を提案。空中消火の国際需要に応えるとしている(提供:UAC)