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2019.11.18

ウイングトラベル

JTB19年度中間決算は0.4%増収、純利益黒字転換

大型イベントや欧州事業の人件費減少など寄与

 JTBが11月15日に発表した2019年度中間期(4月〜9月)の連結決算は売上高が前年同期比0.4%増の6860億3900万円、営業利益が68.7%増の64億2200万円、経常利益が59.6%増の68億6900万円となった。また、中間純利益は10億6600万円の赤字から43億5300万円の黒字に転じた。
 売上高は国内個人旅行事業が苦戦したものの、ゴールデンウィーク(GW)の10連休で海外遠距離商品の需要が喚起されたことやG20サミットやラグビーワールドカップといった大型イベントや宿泊施設向け消耗品の販売が好調だった商事事業の販売増を受け0.4%の増収を確保した。営業・経常利益は増収効果に加え、欧州の構造改革に伴う人件費の減少により増益となった。純利益については前期の合併に伴う損失や税金費用の一時的な反動があったことから、黒字転換となった。
 セグメントごとの業績を見ると、個人事業はGW10連休の効果に加え、海外主要方面であるハワイや欧州方面が堅調に推移したことで売上高は1.8%増の3540億円、営業利益は客単価の上昇に加え、事業改革の成果がコストの最適化などに現れてきたことを受け、15.7%増の44億円となった。

 

 海外旅行、ハワイ・欧州方面が堅調に推移
 ダイナミック化への対応に遅れなど課題も
 台風被害や海外情勢不透明も通期予想据え置き
 リカバリー策を講じて、収益確保へ
■JTB、旅行相談料の収受を10月末で終了
 一部店舗で試行も消費者からの理解得られず

 

 

※写真=2019年度の中間決算を説明するJTB関係者。写真右から金子和彦取締役専務執行役員・経営戦略本部長、小林高広取締役常務執行役員・財務部長