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2019.06.20

WING

RAC18年度決算は、2.3%増の営業収入約54億円に

過去最高更新も整備費大幅増で純利益は15.7%減の約3億円

 琉球エアーコミューター(RAC)の2019年3月期決算(2018年4月1日~2019年3月31日)は、たび重なる台風等の自然災害の影響を大きく受けたものの、那覇-宮古線、宮古-石垣線、那覇-奄美線が好調で、他路線の対前年比減を補ったことや、臨時便・チャーター便等を積極的に運航したことで、営業収入が前年度比2.3%増の54億6400万円と前期に達成した過去最高を更新した。
 一方、機材の大型化に伴う地上サービス委託費や燃料費が増加したことや、エンジンを含む航空機部品の修理費増に伴い整備費が大幅に増加したことで、営業費用全体は50億7400万円となり、営業利益は31.3%減の3億8900万円となった。なお、特別利益として既存機および既存機用予備エンジンの売却益を、特別損失として既存機予備部品除却損を計上したことによって、当期純利益は15.7%減の3億2600万円となった。

 

〈2018年度RAC輸送実績〉
▼旅客数=53万8083人(1.9%増)
▼利用率=72.8%(1.5ポイント増)
▼貨物輸送重量=3388トン(0.3%減)
▼郵便輸送重量=185トン(4.3%減)