ウイングトラベル
★2月の旅行業廃業は53社、前月から7社増
3カ月連続で増加、4割がコロナ禍後に起業
2月に官報で公示された旅行業の廃業件数は53社となり、前月から7社増加した。前年同月の47社と比べても6社増え、3カ月連続で前月を上回った。訪日需要の拡大で観光産業は堅調に推移している一方、国内旅行業者の事業運営は厳しい局面が続く。
廃業企業の内訳では、開業後1年未満で廃業した企業が3社あり、このうち2社は開業から2カ月で廃業に至った。開業後5年未満で廃業を余儀なくされた企業は20社に達し、コロナ禍後に参入した事業者が約4割を占めた。需要急変を契機に新規参入が進んだ一方、価格競争の激化、人材不足、デジタル対応の遅れなどを背景に、収益構造の転換に追随できず撤退するケースが目立つ。今月は30年以上にわたり旅行業を営んできた事業者の廃業も7社となり、地域に根差してきた老舗の店じまいも増加傾向にある。
国内旅行業者の多くは日本人旅行者を対象としたものが中心で、インバウンドの好調を追い風として直接取り込みにくい企業も少なくない。今後は市場環境の変化に柔軟に対応し、訪日旅行需要の取り込みと収益確保を両立させる戦略が問われる。
※画像=2月の旅行業廃業は前月より7社増、前年同月より6社増となった。(画像はイメージ)
