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サプライチェーン問題、需給均衡回復は2031~34年
ウォルシュ事務局長「問題解決へあらゆる努力を」
国際航空運送協会(IATA)は12月9日(ジュネーブ現地時間)、航空機産業のサプライチェーン問題について、「2031年~2034年まで、需給バランスの問題が解消されることは難しい」と警鐘を鳴らした。航空機産業のサプライチェーン問題についてIATAは、航空会社の成長を阻害する深刻なボトルネックになっているとの見方を強めている。
品質問題やパンデミックに起因した人手不足、そして地政学的リスクなど、複数の要因が絡み合って機体OEMによる新造機納入遅延が発生している。ここにきてようやく生産数量が回復傾向にあって、2026年の生産量はさらに拡大する予測だ。ただ、航空会社による新造機、エンジン、スペアパーツなどの需要は、引き続き供給量を上回る見通し。
