ウイングトラベル
★「アンダルシアの入口」スペイン・マラガ、インフラ充実度アピール
ピカソ生家など文化観光に注力、副市長らミッション来日
スペイン南部アンダルシア地方のマラガ市から、副市長兼観光担当評議員のハコボ・フロリド・ゴメス氏らミッションが来日し、大阪と東京でプレゼンテーションを行った。今回の訪日は、カタール航空との共同マーケティング・プロモーションの一環として行われた。フロリド氏は「マラガはアンダルシアの入口で、コルドバ、グラナダ、セビージャといった人気観光地に近い」と述べ、立地の優位性を強調した。また、ホテルなどインフラや、ピカソの生家を含む40のミュージアムなど、文化観光面の充実度もアピールした。
マラガ市は地中海沿岸の港町で、周辺はコスタ・デル・ソル(太陽の海岸)として知られるリゾートエリア。プレゼンテーションでは、治安の良さや歩道の広さ、市街地から空港まで約8kmという近さなどを特徴に挙げたほか、「ミュージアム・シティ」として、ピカソの生家やピカソ美術館、フランス・パリのポンピドー・センター分館など40のミュージアムを擁し、文化観光にも注力している。
日本からマラガ市への訪問者数は、今年1~9月の累計で4361人と、前年同期比48.1%増を記録。宿泊数も7494泊、35.4%増と大きく増加している。またマラガ空港の今年1~9月の累計旅客数は2000万人を突破。現在、空港規模を2倍に拡張する改修工事が進行中で、完了後は年間旅客数3600万人を目指す。フロリド氏は「国際ハブ空港を目指したい」と述べ、空港拡張により国際線ネットワークを強化する方針を示した。
またプレゼンテーションには、コスタ・デル・ソル観光局長のエスペランサ・ゴンサレス氏も登壇。「コスタ・デル・ソルは、世界的にもすべてを兼ね備えた完璧な観光地だ」と述べ、年間325日の晴天率、160キロ続く海岸線とビーチ、美しい自然景観、充実したホテル、グルメ、点在する「白い村」などを強調。またゴルフ場や会議施設についても言及し、国際会議の誘致やラグジュアリー市場への訴求を進める方針を示した。
※写真=(左上)マラガ市副市長兼観光担当評議員ハコボ・フロリド・ゴメス氏(右上)コスタ・デル・ソル観光局長エスペランサ・ゴンサレス氏(左下)カタール航空日本・韓国・南西太平洋地区営業統括副社長ジャレッド・リー氏(右下)駐日スペイン大使館観光参事官エンリケ・ルイス氏
