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2025.11.21

WING

ACI調査、旅客は寄り添ったサービスに期待

 最新技術と体験的・人間味あるサービスを

 空港業界団体のACIワールドが行った旅客の意識調査によれば、旅客の最近の傾向として、より人間中心的かつパーソナライズされた、記憶に残る空港体験に対する需要が高まっていることが分かった。自動チェックインや生体認証などの技術を活用し、省人化が進む空港。効率化が進む一方で、旅客は寄り添う「おもてなし」体験を求める傾向にあるようだ。
 ACIワールドはこの調査に際して、世界30カ国4125名の旅客データを分析した。前述したように旅客は、タッフとの積極的なやり取り、そして心のこもったサポートといった人間的なつながりを求めているとのこと。テクノロジー主導の効率化が進む一方、人間的な寄り添った「おもてなし」サービスへの期待も大きい様相だ。ACIワールドの調査では、旅行者の44%が空港スタッフの「共感力」を感じているほか、48%が「積極的なサポート」を期待するなど、空港の差別化ポイントにもなっている。