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2025.11.14

WING

スカイマーク、国際チャーターで確かな手応え

 本橋社長「国際線成長性、訪日力強さ実感」

 

 スカイマークは今年10月、神戸-台北間で国際チャーター便を計7往復運航した。新型コロナパンデミック発生直前の2019年11月29日に、成田-サイパン定期便を運航して以来、チャーター便ながらも久しぶりの国際線だ。
 11月13日に決算会見に臨んだスカイマークの本橋学社長は神戸-台北チャーターについて、日本からのアウトバンド向けのダイヤに加えて、台湾からインバウンド向けのダイヤを設定し、双方からの需要を探るかたちでダイヤを設定したことに触れつつ、「結果はほぼ満席。とくに台湾発便の予約の埋まり方のスピード感は非常に早かった。国際線インバウンドの力強さを感じた」と振り返った。
 その上で、「1つ1つ積み重ねながら、当社の成長戦略を磨いていきたい。国際線は競争が激しいという点はあるが、(今回のチャーターは)国際線の成長性、需要の強さを実感した」と話すなど、国際線定期便事業の再開に向けて確かな手応えを掴んだ様相だ。
 ただ、国際線定期便事業に再進出することについては「検討に時間がかかっているという印象持たれているかもしれないが」と前置きしつつ、「システム、社内体制整備といったものを良く見極めながらと考えている。なるべく早く結論を出したい」と述べるに留めた。