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ANAHD、わずか2年でAirJapanブランド休止決定
 
                      航空運送事業の見直し、ANA集約で成長戦略へ
  ANAホールディングス(ANAHD)の芝田浩二社長は10月30日の決算会見で、AirJapanブランドの運航休止を決定した。世界的な環境変化や、ANAグループ内でのリソース配分を見直した結果だとして、マルチブランド戦略の再構築によって、ANAとピーチによるデュアルブランド戦略へ集約する。約2年でのブランド休止に「あまりにも短い」と悔しさをにじませた。これまで需要を順調に取り込んできたが「イールドが届かなかった」と説明。機材数もなかなか伸ばせず、現有の3機でブランドを継続するよりもANAブランドへリソースを集めることで「効率化が図れると判断した」と語った。
  2024年に就航した成田-バンコク、ソウル、シンガポール線などを運航してきたAirJapanは、26年3月29日のバンコク発NQ002便およびシンガポール発NQ004便を最後に休止する。ブランドのベースとなった運航会社のエアージャパンは、ANAブランドの国際線の運航を続けるとして、機材および人材をANAブランドへ集めることになる。
※写真1=AirJapanブランド休止を説明する芝田社長
 
         
    
