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JAL第2四半期決算、売上高は前年同期比9.1%増
 
                       航空事業・非航空事業ともに堅調
  
  日本航空(JAL)は10月30日、2026年3月期第2四半期(2025年4月?9月)の連結業績を発表した。売上収益は前年同期比9.1%増の9839億円となり、第2四半期累計で再上場後の過去最高を更新した。航空事業・非航空事業ともに堅調に推移し、特に国際線旅客の回復が売上を牽引した。株主還元策として200億円の自己株式取得も実施する。通期業績予想は、売上収益1兆9770億円、EBIT2000億円、純利益1150億円とし、5月時点の予想を据え置いた。鳥取三津子社長は「第3四半期の国際国内ともに旅客需要見通しは好調で、EBIT2000億円にとどまらず、再上場後の過去最高益を狙いたい」とした。
   株主還元を目的とした自己株式取得は19年度以来6年ぶりで、コロナ以降初めて。これにより「中期経営計画で掲げた総還元性向50%の達成を見込む」(斎藤祐二副社長)。また、「取得する株式は事業構造改革を実現するための投資に活用する可能性があるが、使用用途がなければ一部または全部を償却する予定」としている。
 
         
    
