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地上-衛星間通信の大気ゆらぎ影響克服へ
次世代誤り訂正符号で訂正に世界初成功
情報通信研究機構(NICT)と名古屋工業大学は10月22日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と共同で、地上-衛星間光通信における大気ゆらぎの影響を克服するべく、次世代誤り訂正符号の実証実験に世界で初めて成功したことを発表した。
地上-衛星間光通信回線においては、大気ゆらぎがフェージングを引き起こし、誤りデータを連続して発生させていることが明らかになっている。このフェージングとは、気温の変化や大気の屈折率の変動、風が引き起こす対流や乱流などの影響で光の波面が歪む自然現象だ。地上-衛星間光通信では、大気ゆらぎの影響によって信号光の受信光パワーが変動してしまい、通信品質の劣化及び信号断が生じる。風のランダムな変化により大気中の屈折率が絶えず変化するため、大気ゆらぎの予測はしづらい。
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