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2025.10.08

WING

ソラシド山岐社長、「国内線の競争環境は我慢比べ」

 地域の航空会社の存続に危機感露わ

 ソラシドエアの山岐真作社長は「現状、国内線の競争環境は我慢比べの状態に陥っておいる」ことを指摘。「この競争環境を整えなければ、地域の航空会社は存続できなくなるのではないだろうか」と危機感を露わにした。
 ソラシドエアは九州・沖縄の翼として、1日80便を運航中だ。737-800型機単一フリートで計14機の機材を有する。
そのソラシドエアの山岐社長は国土交通省が設置した「国内航空のあり方に関する有識者会議」において、「当社の経営状況はコロナ禍からダメージから復活したかというと、一向に回復していないことが現実だ」と説明。コロナ禍に100億円以上の損失を計上した結果、機材更新に向けて蓄積してきた純資産がコロナ前の40%から一気に10%台にまで低下してしまうという事態に直面したことに触れた。直近では航空事業を行う上で不可欠なコストが高騰し、政府支援がなければ営業利益はコロナ禍後でも赤字だったことを明かした。