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2025.07.23

ウイングトラベル

★ANA、ダイヤ乱れの修正計画を自動立案

 日立と共同開発、7月からシステム稼働

 全日本空輸(ANA)は、悪天候などでダイヤが乱れた際、その修正案を自動で迅速に立案することが可能なシステムを開発し、今月から国内線を対象に稼働させたことを発表した。このシステムは日立製作所、日立コンサルティングと共同開発したもの。

 悪天候などによって、ダイヤの乱れが予測される、あるいは乱れが発生した場合、従来は熟練社員の経験とノウハウに頼って修正案を作成していた。しかしながら限られた時間内に、複雑な条件を考慮した最適なダイヤに修正することは難しく、人材育成や修正案策定までの所要時間に課題があった。

 そうしたなか、今回開発したシステムは、航空機の運航スケジュール、整備計画、乗務員計画、空港における各種条件などの膨大なデータを収集・解析し、運航ダイヤの修正案を自動で複数立案することができる。さらに、これらの変更に伴う機材の整備計画の修正も自動で行うことができるようにした。

※画像=ダイヤが乱れた時に自動で修正計画を立案するシステムを開発