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2019.02.07

WING

ドイツのゲルマニアが経営破たん

スイスとブルガリアのグループ会社は継続

 ドイツベルリンのシェーネフェルト空港に本拠を構えるゲルマニアは2月5日(ドイツ・ベルリン現地時間)、前日の2月4日にドイツの司法当局に対して、経営破たんに陥ったことを申請した。これにより、ゲルマニアの運航は現地時間2月5日の夜に運航を停止。同社によれば、スイスのGermania Flugとブルガリアのソフィア空港を本拠とするブルガリアン・イーグルは運航を継続するとしている。ドイツでは2017年8月に、エア・ベルリンがエティハド航空の支援が停止したことで、経営破たんするなど厳しい状況が続く。エア・ベルリンは政府やルフトハンザグループの支援で再建を目指したものの行き詰まり、10月27日には全運航を停止している。
 ゲルマニアによればGermania Fluggesellschaft mbHのほか、姉妹メンテナンス会社のゲルマニアテック・ブランデンブルクらが経営破たんした。経営破たんに至った背景について同社は、昨年夏の燃料価格が急激に上昇したことが影響したことに加えて、米ドルに対するユーロの下落、さらには段階的に進めていた機体導入の大幅な遅れ、多数のメンテナンス関連の予期せぬイベントが生じたためと説明している。