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2019.01.07

ウイングトラベル

石井国交相、訪日4000万人「視野に入った

地方への誘客促進や双方向交流推進一層強化

 石井啓一国土交通大臣は業界紙各社との新春インタビューに応じ、2020年に4000万人の達成を目指す訪日外国人旅行者数について「実現が視野に入ってきた」との見通しを示した。一方で、ゴールデンルートの一部地域から「オーバーツーリズムの指摘を受け始めている」ことから地方への誘客や新たな訪日需要の掘り起こしに向けて、一層力を入れていく考えを示した。一方で「観光の持続可能性を考える上で、インバウンドのみに力を入れているという流れはよくない」と述べた上で、諸外国との双方向交流促進に力を入れていき、「WIN-WINの関係を実現させていきたい」という考えを示した。

 

 一部地域でオーバーツーリズムの懸念も指摘
 観光資源の磨き上げなどで国際観光旅客税活用

 昨年は訪日外国人旅行者数が初めて3000万人を突破し、順調に実績を伸ばす結果となった。一方で政府は「明日の日本を支える観光ビジョン」で2020年に訪日外国人旅行者数4000万人、外国人旅行消費額8兆円の実現を目指している。この目標を着実に実現するために石井大臣は「今後、幅広い国や地域から旅行者を招き、着実に旅行者数を増加させていく。また、地方への誘客に力を入れていくことが重要であるという考えている」と述べた。

 

※写真=新春インタビューに応じる石井啓一国土交通大臣